腸内細菌で新型コロナウイルスをブロック！善玉菌が免疫機能を向上させる！

新型コロナウイルスが世界的に感染を拡大しています。
高齢者の方が多くなくなっていますが、
高齢者でも回復されている方もいます。
そして若い方でも死んでしまう方も・・・

ではこの生死を分ける差は何によってもたらされるのか？

それは免疫機能です。
私たちの免疫細胞は外から入ってきた菌やウイルスを攻撃して殺します。

本日は、免疫機能を上げるための知っておいてほしい体の仕組み、
そして免疫機能を向上する方法までをお話していきたいと思います。

Contents

1 腸の免疫機能
2 善玉菌を増やす食事
3 まとめ
- 3.1 共有:

腸の免疫機能

腸の役割

みなさん、普段ご飯を食べて仕事をして睡眠をとって・・・
こんな風に日々の生活を行なっていると思うんですが、
ご飯を食べて、消化して吸収して排出する。
この役割を担っているのが、腸なんです！

実はこの腸という内臓には体の中の免疫細胞の６０％が存在していることが
わかっています。

腸内細菌

では腸の免疫細胞を増やしていくにはどうすればいいのか？
ここで知っておいてほしいのが腸内細菌についてです。
腸内には細菌がおよそ１０００種類、１００腸個も生息していることが知られています。

このうち、体にいい働きをするのが「善玉菌」です。
代表的なものはビフィズス菌や乳酸菌のフェーカリス菌やアシドフィルス菌などです。

体に悪い働きをするのが「悪玉菌」
ウェルシュ菌などが、腸内で有害物質を作り出します。脂質や動物性タンパク質を好み、悪玉菌が増えると、便秘や下痢などお腹の調子が悪くなることもあります。

どちらにも属さない「日和見菌」
腸内の善玉菌・悪玉菌の多い方に味方します。

3群の腸内細菌の比率は「善玉菌2：悪玉菌1：日和見菌7」のバランスが理想といわれています。
善玉菌が2割存在している腸は、悪玉菌の働きが抑制されます。
とはいえ、善玉菌と悪玉菌を合わせても3割ほどで、
残りの7割はどちらの味方につこうか常に様子をうかがっている日和見菌です。
この日和見菌が悪玉菌に加勢しないように、善玉菌の量を一定に保ち、悪玉菌の勢力を抑える必要があります。

老化と免疫

腸内細菌のバランスが悪くなるとどうなるのでしょうか？
善玉菌が減って、悪玉菌が増えていくと体の調子が悪くなります。
また、ウイルスなどにも感染しやすくなります。

しかし、食事や睡眠などを気をつけていても老化とともに
善玉菌の数は減っていってしまします。

今回のコロナウイルスでなくなっている方も見ても高齢者が多いですよね？
そして、基礎疾患を持っている人が多いです。
全ての病気の原因となるのが腸内環境になりますので、
年齢を重ねれば重ねるほど腸内環境を整える意識が必要です。

体の細菌叢とは？

腸内細菌叢とは腸内フローラとも呼ばれています。
人の腸の中には１０００種類以上、１００兆個の細菌が住み着いていると述べましたが、これらの細菌は種類ごとにグループを作っていて、顕微鏡で腸の中を覗くとお花畑（フローラ）のように見えることから腸内フローラと呼ばれています。

そしてこの細菌そうですが、腸の中だけにあるわけではありません。
８０％の細菌叢は消化器官である胃や腸にあるのですが、２０％は呼吸器官（鼻腔、気道）、口腔、皮膚、生殖器官などに存在しています。

ここで特に今回の新型コロナウイルスに関して考えていくと、
菌やウイルスの侵入をブロックする必要があるのが鼻腔や口腔、気道などですね。もしもこれらの細菌叢のバランスが崩れると、新型コロナウイルス、花粉、菌などが体に侵入しやすくなってしまいます。
体調を崩しやすい人はこれらの免疫機能の善玉菌が少ないのかもしれません。